8 花を飾ろう

 マリアとカンナが話しているところへ、
 レニが来て「アイリスもう大丈夫。」と告げます。

 後からかえでさんに連れられてきたアイリスは
 嬉しそうな、ちょっとはにかむような声を出します。

 喜んで立ち上がるカンナに
 アイリスもちょこちょこと近づき、おずおずと
 「めいわくかけて、ごめんなさい」と、可愛く、
 かつ真摯に謝ります。(左の絵は頭を下げた後)
 みんなに愛されていることを常に感じていて、
 その感謝を込めた「ごめんなさい」に聞こえました。

 こんなに可愛く謝られたら、どんなことも許しちゃう…
 いや、最初から…許すも何も迷惑だなんて思ってない。
 カンナが我々のそんな気持ちを代弁し
 「なーに言ってんだよ! こっちこいよ」と引っ張ると、
 アイリス、嬉しそうにちょっと笑います。
 「うん、えへっ…」 …も〜可愛すぎ。
 レニがその2人の様子を微笑んで見ていたのも印象的。

 マリアが「良かったわね、元気になって」と言うと
 元気に「うんっ!」と、うなずきます。
 アイリスの「うんっ」は最強に可愛いなぁ…

 「でも…ちょっとなんか忘れてる気がする」
  アイリスは無邪気な感じでそう話します。
  …なるほど。ショックが強かったからね。
  アイリスの脳がアイリスの心を守るために
  一時的に忘れさせたのかな。と勝手に想像。
 もし覚えていたら、「早くベロと川岡刑事を助けなきゃ!」
 と、落ち着かない様子を見せたでしょうね。

 それから話は急展開。
 上野の寛永寺でアイリスが「オトリ」になって
 幻夜斎を誘き出す作戦をとることになります。
 ……って、アイリスを囮にするの?
 おいおい何てコトさせてるんですか。
 ……まぁ……
 そのお陰でアイリスの新曲が聴けるわけですが……

 アイリスは、さくらといっしょに寛永寺に来ます。
 花をたくさん入れたカゴを持っています。
 さくらが「アイリス、大丈夫、」と確認すると
 「うんっ…」と、緊張しながらも「頑張るぞ」と
 自分に言い聞かせているように頷きます。

 さくらが人々にアイリスを紹介している時の
 そわそわ、おどおどしてる様子が愛しい…(左上の絵)

 紹介の最後の方で名を呼ばれると
 周りの人々が「おおー」「アイリスだ〜」と
 口々に言うのに対し、えへへ〜っ
 という感じで無理に愛想をふりまく仕草。(左下の絵)
 怖いのを我慢して頑張っちゃうアイリス、健気です。

 “ 花を飾ろう ”の歌が始まると
 すぐにパァッと輝く笑顔になり、可愛くダンス。
 さすが帝劇のアイドル。
 人々に花を配りながら可愛く歌います。
 花のカゴを抱きながら脚をまっすぐ伸ばして
 つま先をチョンと地面につける仕草など、
 どの瞬間を切り取ってもヒジョーに可愛らしい…
 小さな天使アイリスによく似合う歌でした。

    2006 2 8 (つづく)

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