ことのは華劇壇<舞台裏>4 帝劇にて







フッフーン、まんまとキリ番8500をゲットでーす。
あ〜いやいやこっちの話です、ごめんなさーい。
アイリスちゃん、織姫サン、チャオ!
『ことのは華劇壇』、オモシロかわいく聴いてますよ。
結構ふだんから使ってても、意味分からない言葉って
た〜くさんありますねー。

それで、今さっき私が言った“まんまと”って何でしょうかね?
日本語って、言葉を口で言いやすいように勝手に変えちゃったりしてる
デタラメな言語ですから、“まんま”もそうかもですねー。
……出鱈目? 好い加減?
何でしょう、テキトーってことですかね?
まあソコはソレ。美しい言語だと思うですよ。

ではでは、寒いですけどカゼひかないようにしてくださいね。
次も楽しみにしてまーす!

              +今は帝都在住・Mr.ドアクラブ+




 ありがとうございマ〜ス!
 って、思わず手紙に口で答えちゃいましたヨ!

 きゃはっ、織姫、おもしろ〜い!

 あら、どうしたんですか、2人とも。
 なんだか楽しそうですね? 何、読んでるんですか?

 あ、さくら! あのね、おたよりだよ!

 “ことのは華劇壇”宛なんデスが・・・
 それがネ、聞いてくだサ〜イ。

 なんかね、書き方が面白いの!
 織姫みたいなんだよ!

 そうなんデ〜ス。ワタシのようなしゃべり方を
 するのはまだしも、そういうしゃべり方を
 そのまま書くのは珍しいデスよネ?

 うふっ、そうですね。
 でも楽しげでいいじゃありませんか。
 それにしても本当に言葉が似てますね、織姫さんに。
 やっぱりヨーロッパの方なんですか?

 分かりまセ〜ン。「今は帝都在住」って
 なぞめいた書き方をしていマ〜ス。
 言葉遣いもナゾな感じだし、ナゾの外国人デ〜ス!

 (織姫さんに言われたらおしまいですよ・・・)

 んっ!? 何か言いましたか〜?

 い、いえいえ!

 でもね、日本語って、楽しいよね。
 いろんなしゃべり方を、そのまま書いたりできるんだもん。
 アイリスもね、日本語でお手紙書いたら、いつもしゃべってる
 ような感じで書くと思う!

 ふふ、そうね。それがその人その人の
 個性を表すことになるのよね。

 日本語は“カオス”デ〜ス。ハチャメチャなのデス。
 でも、だからこそ、いろんなしゃべり方を受け入れてくれるし、
 自分で新たな言葉を創り出してもO.K.なカンジですネ。

 うん!
 アイリスもね、日本語のそういうところ好き!

 そういえばアイリス、日本に向かう船の中で
 もう日本語覚えちゃったのよね。すごい!

 えへへ・・・///

 そうやな〜。しかも、自分に一番似合う
 しゃべり方を確立しとるで、アイリス。
 ま、織姫はんもやけど。

 あ、紅蘭。ふふっ、紅蘭もじゃない?

 うちの喋りは、これはたまたまや。たまたま。

 とても中国人とは思えまセ〜ン・・・。

 織姫はんかて、とてもイタリアのお人とは思われへんで。

 でも、不思議ですね。
 話し方には、その人の性格が表れる気がします。

 そうやねぇ。アイリスも、意識して今のしゃべり方に
 なったんちゃうやろ? 自然にそうなったんやろ。

 うん、あのね、えっと・・・
 アイリス、よく覚えてない!

 最初は、「〜だもん」とか、
 あやめはんが教えたんかと思ったで。

 話し言葉にはきっと自分の魂のようなモノが宿るのデ〜ス!
 その人そのもの、「まんま」な性格が出るのデス!

 織姫の「たましい」は「デ〜ス」なの?

 じゃ、アイリスの魂は「だも〜ん」ね。ふふ。

 なら、うちの魂は「たこやき」やな。

 なんでやねん!

 性格の裏返しということもあるんじゃないかしら・・・

 わ、マリアはん。・・・そうやな、
 人によってはそうかも知れへん。

 あと、隠されていた性格が出て、話し方が変わると
 いうこともあるわね。

 酔った時のすみれさんやレニのように、デスネ。

 ふふ、それもあるけど・・・。
 あとは、心の成長とともに話し方も変わったり、ね。
 レニがそうでしょう? 可愛くなったわよね。

 レニは、可愛いんだよ! アイリス、知ってたもん。

 せやね、もともと持ってたもんが開放されたんかも知れん。

 「まんまと」男心をゲットできるようになったわけデスネ!

 それはちょっと違うんじゃ・・・

 ま、言葉としては間違うてへん・・・のかな?

 さて・・・この続きは、

 「ことのは華劇壇」でね!



・・・ところで、「キリ番」って何のことやろな?

・・・なんでしょうね・・・?



 
      【次回の“ことのは華劇壇”放送をお楽しみに。】


      

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