ことのは華劇壇<舞台裏>6 帝劇にて







 ねぇっ、織姫ぇ!

 ん、なんデスか? アイリス。

 あのね、このまえのね、桔梗さんとクロちゃんからのおたより!
 「あべこべ」もお願いします〜って書いてあったのに、ラヂヲで言うの忘れちゃったよっ(ToT)

 OH、そういえばそうでしたネ。ま、次回言えばいいんじゃないデスカ?

 ふにゅ・・・そ、それで、いいかなぁ。

 大ジョブですヨ、そんなに心配しなくても・・・きっと解ってくれてマス。
 なんたって帝劇ファンですからネ。そんなことで「あべこべ」言うハズありません。

 織姫・・・それは、「つべこべ」。

 あっ、レニ。

 「つべこべ」ってイイました! まったくも〜。
 ・・・いいんですか、レニ。こんなとこにいたら、また紅蘭にさらわれますヨ?

 えっ・・・(・・ ; ど、どうして、そ・・・

 レニっ、また“ことのは華劇壇”に出てねっ。

 うん・・・え? あ、「また」!?

 ね、レニ、中庭にいこっ。こないだのお話の続き聞かせて?
  
 ワタシはそろそろシエスタしま〜す。2人で行ってらっしゃい。

 うん、織姫、相談にのってくれてありがと〜。
 じゃ、いこ、レニ!

 う、うん。


 ・・・行っちゃいましたネ。ふふっ、あの2人は見ててほほえましいデ〜ス。
 さ〜て、シエスタシエスタ、スタスタ、スタ〜・・・

 お、織姫はん。なんやゴキゲンやな〜。

 紅蘭。ぷぷっ。

 な、なんや。人の顔見ていきなり笑うてからに・・・なんやついとる?

 いえいえ・・・こっちの話デ〜ス。
 ところで紅蘭、「あべこべ」で何か面白いネタないですか〜?

 ネタ? あ〜、ラヂヲで使うんか?
 織姫はんとアイリスにはネタなんて必要ないと思うけどなぁ・・・? う〜ん。
 どっちかが「つべこべ」と間違うて使って、ハリセンでツッコまれるいうんはどないや。

 あはっ、それはさっき使用済みデス(笑)。

 使用済みかいな。うーん、「あべこべ」ねぇ・・・
 「アペ・コペン」なら聞いたことあるんやけどな。

 あぺこペン?? なんデスか、それ。ペンの発明ですか〜?

 いや、人の名前や。中国のミャオ族の伝承に登場しますのや。

 どんな伝承なんデスか〜?

 それはやな・・・うん、立ち話もなんやし、サロンに行って話さへん?

 わっかりました〜。シエスタは、もちょっと延ばしマ〜ス。

 ほな、いこか〜・・・シエスタシエスタ、

 スタスタ、スタ〜♪






 
      【次回の“ことのは華劇壇”放送をお楽しみに。】


      

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