ことのは華劇壇<舞台裏>11 帝劇にて







 雨ですネ〜、雨、雨、雨。

 そうやね〜。そない大雨やないけど、しとしとしとしと・・・ これは、長そうやな。

 外に出たかった日に雨降るのはイヤデース。雨降れば儲かるのは桶屋ぐらいデ〜ス。

 織姫、風。

 アイリス、雨って好きだよっ。

 あら、ヘンですネ〜。だってアイリスはオコ・・・

 オコジョは冬になると真っ白になる!

 な、なんですか〜レニ、急に大声で。オコジョじゃなくて、アイリスは、お子・・・

 オコノミ焼きが食べとうなってきたなぁ〜!

 こ、紅蘭? い、痛っ。なにするですかヒジ打ち・・・

 あ、アイリスも食べた〜い。最近食べてないよね。

 せやろせやろ。今度、みんなで行こうな〜。
 (・・・ハァハァ。こんな2人が一緒にラヂヲ番組やってるとは信じられへんわ。)

 ・・・あ。あ〜、そ、そうデスネ〜、オコノミヤキ、私も行きたいデ〜ス。
 それには雨、止んでくれないとデスネ〜。

 (・・・さすがに織姫はんも気づいたようやな。ええかげん忘れんようになってほしいわ(^^)・・・)

 それにしてもアイリス、なんで雨好きなんですか? 退屈じゃないですか〜?

 えへへ・・・退屈だからこそいいのですわよ〜。

 急に、すみれはんのモノマネ入ったで。

 お紅茶など飲みながらお庭を眺めるのですわ〜。おほほほほほ。

 おほほほほほ・・・とほほ。そんなの退屈デ〜ス。そんな理由なんですか?

 もっと別の理由もあるの。でも、ナイショ。ね、レニっ。

 うん。ふふっ・・・。

 なんや2人で微笑みあいおってからに・・・。  ・・・かわいいやないか。

 うーん、退屈、たいくつ、くつ、くつ、た、い、く、つ・・・あーっ、もーっ。
 ・・・ん、でもなんだか、雨音が音楽みたいにも聞こえますネ。落ち着いて聞いてると楽しいかもデス。

 織姫はん、詩人やね。あ、音楽家肌、っちゅうんかな。

 もっとザーッていう大雨だとね、「あの音」に聞こえるんだよねっ。ね〜っ、レニ。

 うん・・・そうだね。 ふふっ・・・。

 またしても・・・2人の世界を作りおってからに・・・。
 なぁ、「あの音」って何やねん。教えてぇな。

 ナイショだも〜ん。

 大雨の時、聞いてると、きっと分かる。

 ホントですか〜? じゃあもっと降れ、降れ〜!
 
 みんなで河童の格好して雨乞いしよか。
 でも、雨降ってるのに雨乞いて、聞いたことないなぁ(笑)

 雨が降りすぎちゃったら、てるてるぼうずをつるせばいいよね。

 てるてるぼうずか〜。中国では女の子なんやで。

 そうなのっ? え、じゃあ、ボウズじゃなくって、てるてるむすめ? てるてるちゃん?

 ナイショだも〜ん。

 あ〜っ。教えてよ〜。

 そうやな・・・次の「ことのは」のゲストにしてくれたら、詳しく言うたるわ。

 うん! するする! 次のゲストは紅蘭!

 くっくっく・・・うまくいったで。

 紅蘭・・・笑い方。

 




 
      【次回の“ことのは華劇壇”放送をお楽しみに。】


      

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