
[ 第 13 回 ] “ もんじゃとラムネ ”
参!
弐…
壱!
ふッッッッ…かぁつ! デ〜〜〜ス!!
こっとのは・かぁげきだ〜〜〜〜ん!!
織姫、よかったね〜っっ v v
みなさん、おーまたせしました! ひっさびさの“ことのは華劇壇”第13回!デ〜ス!
ひさびさなのは織姫だけでぇ、ラヂヲの前のみんなにとってはそうでもないよ〜。
あら、そーでしたネ? なんだか1回休んだだけで1年ぐらい経った気がするデス!
今日はね、えっと、早速だけどゲストを紹介します! どうぞ〜
…やあ、諸君。ご機嫌いかがかな。 ドクロX だ。 フ、ハ、ハ、ハ…
きゃ〜! どくろえっくす!
おおっとぉ… そう来ましたかっ
オホン…失礼しました。帝国歌劇団、マリア・タチバナです。
今日は、ロシア人なのに、やったら日本に詳しいマリアさんに来てもらったデース。
うんうん! マリアすっごく色々知ってるよね。
それほどでもないけれど…、好きなのよ。この国が。
アイリスも、だ〜い好き。
マリアは名字が日本のだもんね。あ、織姫は名前が日本のだ〜。
…アイリスも日本の名前どこかに欲しいなぁ。
日本人と結婚すればもらえるんじゃないデスカ?
きゃはっ。そっかぁ! …あ、そうだそうだ、おたよりマリアに読んでもらっちゃお!
え、私に? …そう、じゃ読むわね。
ペンネーム「五臓六腑に染みわたる」さんから頂きました。
…いつも楽しく拝聴しております。…ありがとうございます。
早速ですが、質問です。私は「もんじゃ焼き」が好きでよく食べに行くのですが
あの「もんじゃ」というのは何からきているのでしょうか? …というお便りでした。
わぁマリアじょうず〜。ありがと〜。
マリアさんたらニホンゴ流暢すぎま〜す。
いきなり出されて五臓六腑とかよく読めるもんデ〜ス。
あら…四字熟語なら織姫のほうが得意じゃない?
それはも〜四字熟語と早口言葉の泰山北斗と言えばソルェッッタ・織姫!
ワタシが出てきたために四字熟語界は月明星稀の珍味佳肴状態でーす。
ひとたび四字熟語を使わせたら天壌無窮の縦横無尽、意気衝天の有頂天外、
抱腹絶倒七転八倒のステージを一諾千金するデース!
なんて言ってるか全然わかんないよ〜!
…アイリス、安心してね。分かるほうが珍しいわよ…。全部合ってるとは限らないし…。
ところで、もんじゃの話だったわね。
もんじゃおいしいよね〜。アイリスもこないだカンナと一緒に行ったよぉ。
そうね、だれかと一緒に…みんなで行くと余計においしく感じるわね。
確か…もんじゃの名の由来は「文字焼き」からきてるのではなかったかしら。
ね、織姫?
へっ!? あ、あぁ、そうデスね〜。
って、もう、最初から核心ついたらワタシの喋りが減るデ〜ス。
あら、ごめんなさい。
そうね、いつも織姫が妙なでたらめを言うのがこの番組の特徴だったわね。
うんうん! ミョ〜〜〜〜〜な、でたらめ!
そんな強調しなくてもいいでーす。…ま、いいでしょー。
今日はマリアさんも来てますし真面目に言うデス。
おっしゃる通り、「文字焼き」が訛って「もんじゃ焼き」になったデス。
ま、はっきりとは分からなくて、その説が有力ってだけですけどネ。
アイリスも知ってるよっ。鉄板の上で字を書いて遊びながら食べたりしたからだよね。
文字と書いて「もんじ」と読むのよね。水やだしで小麦粉をといたものをタネといって…
そのタネを使って、焼くときに文字を書く。もともと子どもたちのためのものなのよ。
さらっと、詳しく言ってくれますねー。ほんとにロシア生まれですか〜?
ま、地域によって作り方に違いはあるみたいですが…
作る過程を楽しみながら食べるのは同じですかネー?
ハガシを使って、おしゃべりしながら、ね。独特の雰囲気があるわね。
カンナといつも行くお店でね、ラムネで乾杯して始めるのがナワラシになってるの。
アイリス、それを言うならナ・ラ・ワ・シでーす。
えっ、…な、なわ、ナラワシって言ったよぉ。
ラムネで乾杯か…いいわね。こんどみんなで行きましょうね。
マリアさんはラムネじゃ物足りないんじゃないですか? ウォッカとか…
(( ちょっ… 織姫! ラヂヲでそんなこと… 大酒飲みと思われるじゃない! ))
(( いいじゃないですか、ジジツなんだしぃ ))
なにコソコソ言ってるのっ?
ねぇっ、…じゃあさ二人はさ、ラムネって名前はどうやって生まれたか知ってる?
ハーイ知ってマース。それはズバリ 「 ラ ・ 胸 」 !
飲めば飲むほどムネがだんだん膨らんでくるって言い伝えデース!
えっ! そ、そうなのっ!? …ぢゃ、ぢゃあアイリスもっといっぱい飲まなきゃ…
織姫…アイリスが信じちゃうでしょ。
まちがえました。ムネを大きくするにはお酒でしたっ!
ほれ、目の前のマリアさんを見るがいいデース!!
ウォッカを毎日のように朝まで飲み続けることによってこのよーな…
わぁ〜……
……織姫。…覚悟は、出来ているのでしょうね…?
ひっ!? (( ごっ、ごめんなさーい、調子コキました! ))
き、気をとりなおして… ら、ラムネでしたネ。
これもやっぱり訛りで…レモネードが訛ったんじゃないですか?
そのとぉり〜。正解だよっ。
言葉はイギリスからきているようね。あの瓶の形もそうみたいよ。
最初に炭酸水が持ち込まれた時は…日本の人は、驚いたみたいね。
うんうん。ポンッちゅう音が鉄砲に聞こえたんや〜って、紅蘭が言ってた。
あ〜。刀を抜いて対抗しようとしたって話、聞いたことあるデス。
ま、炭酸を知らなければ飲み物から音が出るなんて思わないデースネ。
ラムネをポンッて開けて、かんぱーいってやって、
それからもんじゃ焼き始めるのがカンナとのナラワシなの。
いいかんじですネ〜。うーん、なんだか食べたくなってきました。
このあと行きましょーか! あ、でもうまく焼ける人いたほうがいいですネ。
マリアもカンナに負けないくらい上手なんだよ。ねー?
え、まぁ…一通りは。
OH〜それは意外デスね。まぁマリアさんは料理ならなんでもこいってことでしょーか。
あ〜いや、もんじゃは料理とは言いませんか? そこんとこ、どーですかー?
立派な料理よ。料理にはいろいろな考え方もあるし、食べ方も人それぞれだけど…
もんじゃは、お店の人が途中まで用意したものを、食べる側が仕上げる。
材料を作る人、焼く人、それに今か今かと焼けるのを待つ人。
いろいろな人間の思いが重なってもんじゃは完成するわ。
その場にいる人、みんなで作る料理なのよ。
そこに、他の料理とは違う独特の魅力があるんじゃないかしら。
オオッ、なんだか深いデスネ〜!
もんじゃでこれだけ語れるロシア人は世界中探してもマリアさんだけだと思いマス。
うんうん! もんじゃはみんなで作るんだよねっ。
お食事とお絵かきがいっぺんにできるし、楽しいよ〜!
アイリス、器用よね。
もんじゃであれだけ上手に絵が描けるフランス人はアイリスだけよ。
むっ!? じゃあ、ワタシもなんかもんじゃでトップに立ちたいデース。
んとー、そうですネー、ワタシは〜… そうだ!
もんじゃで曲を作れるイタリア人は織姫だけ!と言われるようになるデス!
おっっ…と! そんなこと言ってたらもう時間デース! チャオ!
あれっ!? あっ、ごめんねマリア、あわただしくなっちゃった〜 >_<;
最後に一言、どぉぞっ!
今日も「ことのは華劇壇」を最後まで聞いていただき、ありがとうございます。
ゲストとして私も楽しませていただきました。
次回からもアイリスと織姫の可愛い「言の葉談義」をどうぞよろしくお願いします。
では皆様、素敵な夜を。
|